SPITZ 醒めない 青森市公演

秋晴れの9月30日金曜日。

道ロック含めて、三年連続の青森市公演。

今回は二階席だったが、舞台がよく見え、上からの視点で観るのも、なかなか良いもんだった。

全体として、テンポが早めのロックナンバーを中心に構成され、まったりタイムは短かったように感じた。

以下、ネタバレンティ。





舞台は、電飾効果がプログラミングされてるような幾つかの四角形のボードを中心に、LED照明が多数仕込まれていた。
初見の舞台の印象は、四角いイメージ。

定刻通り暗転し、「SUGINAMI MELODY」のオーケストラverと観客の手拍子と共に、メンバー登場。ちなみに、オープニングSEで登場するのは初かと。

 
 
1.みなと(「醒めない」マサムネ氏、声よし。口笛もいい感じ。ブルーの明かり綺麗。)
2.恋する凡人(「とげまる」定番になってる。ふつふつ湧く感じ。)
3.日曜日(「名前をつけてやる」初期の曲、今回はこれ。)
4.運命の人(「フェイクファー」序盤に持ってきた意外性。大サビに向けて、上がっていく演奏が良かった)
 
「どうもこんばんは!スピッツです!」
「週末の貴重な夜を、スピッツの為に使って頂きありがとうございます!」
「青森には、三年連続で来てまして。去年はイベント(道ロック)でその前はツアーかな。」
「俺はプライベートでも青森に来てて、恐山行ったり、三内丸山遺跡に行ったりして。恐山って、県内の人はあんまり行かないのかな?行かない?あそこはね、日本人なら行くべきですよ。」
わたしは3回恐山行ってるんですけども、恐山には2度いけと言い伝えがありまして。恐山は1度行くと、下等な霊が憑いてくると言われ、2度目で下等霊が落とされるんだそうです。信じるか信じないかは、貴方次第ですが。
「今日も素敵な夜にしますんで、任せろ❗️」
 
5.コメット(「醒めない」今回はヒロコが大活躍します。これもその一曲。なんか懐かしい。)
6.チェリー(「インディゴ地平線」言わずと知れたヒット曲。イントロで湧く会場。今回は、歌詞を変えること無かった。)
7.ビギナー(「とげまる」さわやかで、センチメンタルな流れです。)
8.アカネ(「ハヤブサ」ベースラインが超ロック!この単調だけどクセがある旋律と、マサムネの声が堪らなくノスタルジック。アカネに合う、アンバーの明かり)
 
「今のはアカネという曲です。15年前の曲なんだけど、埋もれてた。スタッフが『そういえばこんな曲あったね』って。」
(私、アカネが大好きなので、嬉しくて、お客さんの誰よりも先に「良かったーーーー!!!!」って言ったら、マサムネさんが「良かった❓」っと返してくれました。)
 
「夏に、新しいアルバムが出まして。テレビにも出させてもらってね。ちょっとカッコつけて、出だし早くしたりね(笑)」Mステでみなと歌ったとき、間違えた。
 
「で、あの時、ベビーメタルと一緒で、タモリさんに突然質問されて、『ドキドキモーニングって曲があって』って答えたんだけど、普段、自分のこと検索しないんだけど、その時はみんなどう思ったか気になって、調べてみたのね。で、『マサムネ』って打ちたくなくて、『ドキドキモーニング』で検索したら、俺の名前もバンバン出てきてね。あと、ベビメタが、隣に座った時、俺が凄いテツヤに寄りかかってるみたいなこと書かれてて。あれは、ベビメタのスカートのフワフワが当たりそうだったから、寄ってたんだよね」
「おかげで、俺の衣装の裾がシワシワよ!」
「みんなちょっとずつ、端っこにいた崎ちゃんの方に寄っていってね。『スピッツ仲良い』みたいな」
「あのとき、(めっちゃ噛みながら)キャリーパミュパミュさんが俺の隣に座ってて、キャリーさんもフワフワのスカートだったから、踏まないように田村のほうに寄ってたんだよ(笑)」
「ネットは良いことも悪いように書かれちゃうから、気をつけないと」
「青森には昨日バスで来て、スタッフさんがオススメしてくれた、富士見湖ってところの鶴の舞橋に行ってきたんですけど。日本で一番長い木造の橋なんだよね。で、晴れてれば岩木山が綺麗に見えるそうなんですが、昨日はね、雨で、風も強くて。(強風時傘をさす仕草しながら)傘をこうしながら、渡ったんですけど。」
「テツヤはね、渡らなかったね」
「長髪がね!」
 「バスで待ってたら、部活かなんかの高校生が、『さみー!さみー!』っつって。」
「橋に東屋?があるんだけど、そこまで行って戻ってきました(笑)」
「あと、嶽きみも食べたね。美味しい。」「嶽きみといえば、伊達公子さん。昔、伊達公子と結婚すれば、伊達マサムネだって妄想してました。」
「それだったら、田村が俺の姉ちゃんと結婚したら、三輪アキヒロだからね❗️」
「病院とかで呼ばれたら、恥ずかしいよね。伊達マサムネさんって。まぁ伊達公子さん結婚されてるから、、、まぁ、最近ね、離婚されて。」
「あと、青森はポケモンが凄いっていう。俺はやって無いけど、テツヤがやってんだよね。」
「その話する?」
「いや、いい。やってない方もいるし。」
「大丈夫?リーダー、長い?」
「俺ね、次の曲は盛り上がりたいの。でもね、今日は心配してない。だって、青森だから。
 
9.グリーン(「醒めない」若々しい。リーダーも盛り上がって、スタッフさんケーブル処理大変そうですた。火焔土器って感じ(笑))
10.子グマ!子グマ!(「醒めない」テツヤギター炸裂?リフが今までに無い曲。)
11.バニーガール(「インディゴ地平線」イントロで、盛り上がる❗️オンリーユー!メンバーも盛り上がってた。)
12.ヒビスクス(「醒めない」崎ちゃんのドラムがカッコ良かった。U2みたい。)
 
スピッツ、もうすぐ結成30年になります。」
 「前回のツアー、乗り切れるかなって思って、走ってたんですよ。青森では港の方を走って。他のとこでは、ランナー?ジョガー?っていうの?すれ違うんだけど、青森は走る人あんまりいないのかな?……………うん、
走れば?青森、違う場所で結構走ってる人いますよ、マサムネさん。
 
「青森、空気うまいし。俺は今もう走ってないんだけど。風邪ひいちゃうから。でもね、走ってた頃は肩こりが無かったんだよね。」
「昔、ブラフマンのトシロウくんがメンバー3人に声かけてランニングするってテレビで見て、スピッツがやったらどうなるのかなぁ、なんて。」「多分、メンバーの中では俺、一番遅いと思うんだよね。こう見えて元陸上部なんですけどね。でも俺そういうの一番最初にやらなくなるかも。」
 
「モニャっとした時間を。」
 
13.モニャモニャ(「醒めない」まったりしていて、しっとり聴かせる。)
14.夢じゃない(「クリスピー」やべー、泣きそう。サビ。名曲。)
15.楓(「フェイクファー」やべやべー。やっと生で聴けた。ライブverを初めて聴いたけど、かっこよかった。クージーのピアノに魅せられた。)
 
「みなさん、まだまだ醒めてませんか?!(二階席見ながら)遠くのお客さんも、まだまだ醒めてませんか?! 遠くの方がよく見えるっていうね(笑)」老眼ギャグ?
 
16.醒めない(「醒めない」ここから再び蒸していきますよ!まだまだ醒めないロックメモリーが熱い。お客さんの、手の振りが、上から見てて綺麗。)
17.スパイダー(「空の飛び方」20年くらい前から続く、手を左右にフリフリする乗り方。ピアノもかっこいい)
18.けもの道(「三日月ロック」いつものようにベース田村が魅せる。エフェクターを駆使してる。青森の日の出でした。)
 
「フレーフレーフレー♩どうもありがとう❗️また来ます!」
 
19.トンガリ95(「ハチミツ」テツヤ!ギター!炸裂!)
20.8823(「ハヤブサ」定番。安定のノリノリ。)
21.こんにちは(「醒めない」最後にしては地味な感じがするが、ライブで聴くと最後の盛り上がりに合ってる。)
 
「ありがとうございましたm(_ _)m」
 
EN(割とすぐ始まる。時間押してたか?)
「アンコールありがとうございます。もうちょっとだけ聴いてください。」
 
22.スターゲイザー(「色々衣」最初の歌い出しのマサムネ当てのバックライトがかっこよかった。最後の終わり方、アレンジが星って感じ。)
 
メンバー紹介をしたいと思います。
(モニャモニャの子ども、子モニャのぬいぐるみを持ってきている)「こんばんは、(子モニャ腹話術しながら)コンバンハ」
「ずっと触ってるから、ペット用シャンプーで洗ったんだよ」アラフィフが四六時中ぬいぐるみを抱いてることがまず不気味で、ロックバンドとは思えないのだが、それが受け入れられ、愛される不思議な力を持つのがスピッツ
「青森は、デビューしたての頃に駅ビルでライブをして、そのときお客さんが凄く盛り上がってくれて」
「東京でもお客さんがあまりいなくてね。いきなり青森で歓声を浴びて。俺らの後ろに誰かいるかと思ったよね。」
「あのときがあってこその、今なんだよね。多分、俺らがどうこうより、スタッフが『お、スピッツいけんじゃねぇか』みたいな感じになって、続いていったよね。あれが無かったら、今頃スピッツやって無かったと思う。それか、草野がソロでやってるか、地下アイドルに曲書いてたんじゃないかな」
「それは、分からないよ。遺跡掘ってるかもしれないし。歴史好きだから」
「歴史好きな歌手、、、レキシがいるね」
「三内丸山でイベントしたよね」⬅️それから、土器の話になり、リーダーが、火焔土器のこと話したらマサムネ氏が、「青森はどっちかつーと、遮光器土偶が有名なんだよね」と。
「これネットに載せちゃうと他県の人が嫉妬しちゃうから。(ごめんリーダー、載せちゃう。) 青森は本当、大切な場所だから。どうもありがとう❗️子モニャ(田村さん)「アリガトウ」その他、青森のグッズか何か作ろうか、とか。マサムネさんが「いやらしい話、作ろうと思えば何でも作れる、とか」即興で、「土・偶♩ソー・グッド♩土・偶♩フィール ソー グッド♩」ってセッションしたり。
マ「青森はいつもインスピレーションもらえる。」
 
ヒロコ「子モニャは、移動もずっと一緒でした。そのうち、喋り出すんじゃないかなって思います。」
「ほとんど田村の私物になってるよね。」
ヒロコ「青森は、やっぱり盛り上がるなと思いました!」
 
奇跡のリンゴって本を読みまして。」
「リンゴって作るのが難しいんだよね。」
「リンゴ畑を見たんだけど、カラスよけの、なんかね、バーッとあって、あれ欲しいなぁと思ってさ。」
「ベランダに欲しいよね」
「嶽きみも美味しかった。自宅で、とうもろこし植えたんだけど、ヤングコーンみたくなって。難しいんだなぁと。青森、また来ます!ありがとうございました!」
 
奇跡のリンゴの、ビデオ見たよ!」
「今、ビデオって言わないよね。DVDとかブルーレイ?」
「レコードとかも言わなくなったしね。俺らの世代は、全部ビデオとレコードで通じるね」
「俺、MDが好きだった」あとの内容忘れちゃった。テツヤさんが、夜出歩くように見えて、ライブ後のご飯中、うつらうつらしてて、一番最初に寝るとか言ってた。
 
「今日は、本当にどうもありがとうございました!青森は、富士見湖にまた来ないといけないね!これからも、青森にはコンスタントに来ようと思ってます!どうもありがとうございました❗️」
 
23.ナサケモノ(「醒めない」ライブ映え。ハネモノっぽい。)
24.野生のポルカ(「小さな生き物」白神の空。テツヤの雄叫びがかっこいい!)
 
二階から観て、初めてわかったんだけど、マサムネさん、舞台袖で軽く一礼してから捌けていくんだね。過去のライブでは袖に隠れてたからか、見えなかったけど。
 
素敵。
 
「醒めない」から半分くらいしか演奏してないんだよね。
後半、また変えてきそう。
 
セトリ、舞台は私としては大満足。アカネと楓が聴けたのが嬉しすぎ。
 
とくに、アカネは、スタッフさん良く掘り起こしてくれた!って感動しました。
 
スピッツにしか出来ないロックだった。
 
ゆるーいMCも含めて。
 
ありがとう❗️